材採集 修行。。。最終回
いつもご訪問ありがとうございます。
いつの日か、自分の採集や心情がどのようなものであったか振り返るために書き綴っているのですが、
材採集の修行もやっと最終回となります。
2年以上の歳月がかかってしまい恐縮です。
ところで私のオオクワ採集ですが、
当初はオオクワのブリードをしていたのですが、いつの日か自己採集個体をブリードしたいという思いが強くなり始めました。
しかし気づくと採集にどっぷりはまり、いつの日かブリードはまったく手につかなくなっていました。
オオクワ採集もライトから始まり、樹液採集へ、そして材採集となっているのですが、
それぞれの採集方法での「良いポイント」というのが違うものですから、
一度行った産地・ポイントを違う視点で散策できたりします。
そういう意味でいつも新鮮な気持ちでポイント開拓できるのはとても楽しいです。
ではでは本題ですが、
前回、tsubasaさんのポイントで採らせていただいた成虫♀と♂の死骸。
この経験から発生木の狙いがさらに明確になりました。
この経験を活かして、、、
今度は自分のホームで結果を出したい! そんな思いでさらに翌週、
すでに6月の第一週、勝手知ったる自分の一番お得意ポイントへ向かったのでした。
この日は天候にも恵まれ、以前tsubasaさんといったポイントの反対斜面を攻めることにしました。
といっても行ってみたら斜面がきつ過ぎて、沢沿いをずっと歩き、気づいたら前に行ったのと同じ遊歩道に出てしまったのでした。
う~~~ん。。。
見慣れた景色。当然前と同じ材。
仕方ないのでさらにさらに奥地へ進み、ずっと奥へ奥へと進んでいきます。
地図ではさほどと思っていても、山の中は山あり谷あり、ブッシュあり。きついものです。
目的とは反対の前回の斜面になってしまったのですが、
天候が良かったせいか比較的浅くなっている沢を渡り、結果的に元の斜面へいくことができました。
その周辺は、まずまずの陽当たりも良く、材の豊富なポイントでした。
少し斜面を登ったところで回りを見渡すと奥に1本、悠々と聳え立つ立ち枯れが見えたのでした。
距離にして数百メートルはありそうです。
双眼鏡で確認すると、レンズ越しに見えるその材は、これは!と思える佇まいだったのです。
ただ、直線的にいくには谷を越えなければならないので少し難しいと判断し、
緩やかな斜面を登って一旦尾根へアプローチしてから下ることにしました。
頑張って登って、なんとかかんとか材へたどり着く。
たどり着いたその材は、、、キノコがほとんど生えていませんでした。
しかし、その樹皮は私の思っている理想的な樹皮でした。
これは!?
はやる気持ちを抑え、リュックから斧を取り出し、おもむろにひと叩き。
ボーーーーン!
堅いが弾力がある。
よし!!! 思った通りの材だ。
これは樹皮が分厚く剥離し、中は材が綺麗に守られている状態に違いない!
そう思って数回叩き、樹皮を捲ると。

偶然にも、それはもうドンピシャなところを叩いているのでした。

今度こそ来た!これは来たでしょう!
食痕を辿っていったら、旅立った後・死骸・幼虫・・・。
さらには斧を入れて潰すという大失態。
山梨の教訓から丁寧に丁寧に。それはもう丁寧に削っていくと、、、

ムムムム! 来た!出た!

でっかいお尻

バックしてきた(笑)
やった~~~!成虫出た!!
苦節4カ月ついにやったぜ!

小さい♂ですけどね。
そこは問題じゃない。材割で狙い続けてついに成虫♂にたどり着いたぜ!
ハイテンションのまま、さらに樹皮を剥がしてけずっていきます。
すると。
もう一発蛹室にたどり着き!
今度は何が出るのか。

ワクワクしながら・・・。
削っていく。
丁寧に。
そう、丁寧に丁寧に削っていく。

おっ!

よっしゃ~~~!!!

さらに・・・。

脱出痕も。




幼虫も。


オールスターズな素晴らしい材でした。
結局成虫は2♂1♀
大きい方のサイズはなんとびっくり潰した♂と全く同じサイズの64.0㎜!
奇跡か。。。
とまぁ、こんな感じでひとまず材修行を終え、6月2週からは気持ちよく樹液採集へと移行できることとなりました。
それから先日のこと。
この後、西へ遠征に出るようになるのですが、ずっと以前からブログを拝見していてその採集活動に憧れを持っていた大先輩。
20府県以上の採集を達成されている有名な採集界の巨匠です。
その大先輩とお仲間に偶然のタイミングで聖地山梨でお会いできることとなりました。
その際、近くで採集しているところを拝見させていただいたのですが、
自分だったらスルーするような材から大きな3齢幼虫を出され、デカい斧を片手で振りまわすパワーや、
その材選定眼、スキルに驚かされました。
それより何より、私の車を見つけ、挨拶させていただいた時のお二人の笑顔に何とも言えない温かさとお人柄を感じました。
今まではお電話で多くのアドバイスをいただいていたのですが、直接お会いでき感激でした。
今年はほかにも雑誌でしかみたことないような有名な採集家様とご一緒したりお会いでき、多くの事を学ぶことができました。
投稿は2018年の事ですが、2020年は様々な意味でとってもミラクルで楽しいシーズンでした。
というわけで、
これからもオオクワ採集道、一直線に突き進んでいきたいと思います!!!
ではまた!
応援ポチッ☆お願いしま~す!m(_ _)m
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いつもありがとうございます(^^
いつの日か、自分の採集や心情がどのようなものであったか振り返るために書き綴っているのですが、
材採集の修行もやっと最終回となります。
2年以上の歳月がかかってしまい恐縮です。
ところで私のオオクワ採集ですが、
当初はオオクワのブリードをしていたのですが、いつの日か自己採集個体をブリードしたいという思いが強くなり始めました。
しかし気づくと採集にどっぷりはまり、いつの日かブリードはまったく手につかなくなっていました。
オオクワ採集もライトから始まり、樹液採集へ、そして材採集となっているのですが、
それぞれの採集方法での「良いポイント」というのが違うものですから、
一度行った産地・ポイントを違う視点で散策できたりします。
そういう意味でいつも新鮮な気持ちでポイント開拓できるのはとても楽しいです。
ではでは本題ですが、
前回、tsubasaさんのポイントで採らせていただいた成虫♀と♂の死骸。
この経験から発生木の狙いがさらに明確になりました。
この経験を活かして、、、
今度は自分のホームで結果を出したい! そんな思いでさらに翌週、
すでに6月の第一週、勝手知ったる自分の一番お得意ポイントへ向かったのでした。
この日は天候にも恵まれ、以前tsubasaさんといったポイントの反対斜面を攻めることにしました。
といっても行ってみたら斜面がきつ過ぎて、沢沿いをずっと歩き、気づいたら前に行ったのと同じ遊歩道に出てしまったのでした。
う~~~ん。。。
見慣れた景色。当然前と同じ材。
仕方ないのでさらにさらに奥地へ進み、ずっと奥へ奥へと進んでいきます。
地図ではさほどと思っていても、山の中は山あり谷あり、ブッシュあり。きついものです。
目的とは反対の前回の斜面になってしまったのですが、
天候が良かったせいか比較的浅くなっている沢を渡り、結果的に元の斜面へいくことができました。
その周辺は、まずまずの陽当たりも良く、材の豊富なポイントでした。
少し斜面を登ったところで回りを見渡すと奥に1本、悠々と聳え立つ立ち枯れが見えたのでした。
距離にして数百メートルはありそうです。
双眼鏡で確認すると、レンズ越しに見えるその材は、これは!と思える佇まいだったのです。
ただ、直線的にいくには谷を越えなければならないので少し難しいと判断し、
緩やかな斜面を登って一旦尾根へアプローチしてから下ることにしました。
頑張って登って、なんとかかんとか材へたどり着く。
たどり着いたその材は、、、キノコがほとんど生えていませんでした。
しかし、その樹皮は私の思っている理想的な樹皮でした。
これは!?
はやる気持ちを抑え、リュックから斧を取り出し、おもむろにひと叩き。
ボーーーーン!
堅いが弾力がある。
よし!!! 思った通りの材だ。
これは樹皮が分厚く剥離し、中は材が綺麗に守られている状態に違いない!
そう思って数回叩き、樹皮を捲ると。

偶然にも、それはもうドンピシャなところを叩いているのでした。

今度こそ来た!これは来たでしょう!
食痕を辿っていったら、旅立った後・死骸・幼虫・・・。
さらには斧を入れて潰すという大失態。
山梨の教訓から丁寧に丁寧に。それはもう丁寧に削っていくと、、、

ムムムム! 来た!出た!

でっかいお尻

バックしてきた(笑)
やった~~~!成虫出た!!
苦節4カ月ついにやったぜ!

小さい♂ですけどね。
そこは問題じゃない。材割で狙い続けてついに成虫♂にたどり着いたぜ!
ハイテンションのまま、さらに樹皮を剥がしてけずっていきます。
すると。
もう一発蛹室にたどり着き!
今度は何が出るのか。

ワクワクしながら・・・。
削っていく。
丁寧に。
そう、丁寧に丁寧に削っていく。

おっ!

よっしゃ~~~!!!

さらに・・・。

脱出痕も。




幼虫も。


オールスターズな素晴らしい材でした。
結局成虫は2♂1♀
大きい方のサイズはなんとびっくり潰した♂と全く同じサイズの64.0㎜!
奇跡か。。。
とまぁ、こんな感じでひとまず材修行を終え、6月2週からは気持ちよく樹液採集へと移行できることとなりました。
それから先日のこと。
この後、西へ遠征に出るようになるのですが、ずっと以前からブログを拝見していてその採集活動に憧れを持っていた大先輩。
20府県以上の採集を達成されている有名な採集界の巨匠です。
その大先輩とお仲間に偶然のタイミングで聖地山梨でお会いできることとなりました。
その際、近くで採集しているところを拝見させていただいたのですが、
自分だったらスルーするような材から大きな3齢幼虫を出され、デカい斧を片手で振りまわすパワーや、
その材選定眼、スキルに驚かされました。
それより何より、私の車を見つけ、挨拶させていただいた時のお二人の笑顔に何とも言えない温かさとお人柄を感じました。
今まではお電話で多くのアドバイスをいただいていたのですが、直接お会いでき感激でした。
今年はほかにも雑誌でしかみたことないような有名な採集家様とご一緒したりお会いでき、多くの事を学ぶことができました。
投稿は2018年の事ですが、2020年は様々な意味でとってもミラクルで楽しいシーズンでした。
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